返して、私の夏休み〜ばんぎゃる、盲腸になる③〜
3部に渡る長編、ついに終わりです。
痛みが治まらなかった私は、次の日もまた同じ病院へと向かった。
昨日と同じような検査をするも、「これじゃ埒あかねェ!」ということで、生まれて初めてCTをとることになった。ドキドキ。
点滴から造影剤を注入。いざCT!というところで謎の注意が…
「身体が熱くなるんですけど、我慢出来なくなったら教えてくださいネ〜」
身体が熱くなる、とはなんぞ?
「まぁまぁ、ゆーて、ちょっとあったかくなるくらいっしょwww」と思っていた私、甘〜い!
CT、身体の中すげえ熱い。喉から膀胱までが、ガーッと熱くなる。
出てきた時はカルチャーショックで痛みも忘れてた。それくらいびっくりする熱さだった。
CTの結果、盲腸だとわかり、すぐに手術をすることになった。
大きな傷が残ってしまうのではという心配は杞憂で、上手に腹腔鏡手術をしていただけた。腹腔鏡手術なら、おへそのところにちょろっと傷が残るだけ。しゅごい。
一つだけ謎だった事は、手術室で絢香が流れていたこと。あれは、人生初の手術で緊張していた私を励ましていたのだろうか…?
手術室で音楽流すことってあるのか、どなたか教えてくださいネm(_ _)m
そんなこんなで手術は無事成功したものの、痛みはそんなによくならなかった。むしろ前の痛みに加えて傷跡がむっちゃ痛む。
水を飲むことが出来ないので、痛み止めは点滴からの注入だった。
これがねー、めちゃくちゃキモチイイ…♡
簡単に言うと、頭がふわぁぁぁってした後お花畑でウフフ〜みたいな夢を見て目が覚める、の繰り返し。
もう1回やりたーい!と看護師さんに主張すると、1日3回までとのこと。
おそらく、これをやり過ぎるとヤク中になるのだろう。ヤク中の人の気持ちがわかってしまった瞬間だった。皆さんも、機会があったら人生で1回はレッツトライ。
その後、3日の入院を経て、若干の痛みは残りつつも退院。
人生初の体験が多くて良い経験になった…と言いたいところなのだが、なんと、この期間に花火大会・登山・海という3大夏のウェイ系大学生イベントを逃してしまった。
…。
返して、私の夏休み〜!!!
おわり☆