自炊をしていない話
自炊を、していない。
全くと言っていいほど、していない。
言い訳をさせてほしい。
バイトの日は、シェフが無料でまかないを食べさせてくれる。わざわざお金をかけて自分の作った「うーん、食べられなくはないけど、おいしくはないなぁ…」というザ・ビミョーな料理よりは、プロの作った料理をタダで食べたほうが賢明だろう。
部活のある日は、みんなと部飯に行く。家で1人テレビを見ながらモソモソご飯を食べるより、みんなと食べたほうが美味しいと感じるので、この選択も理にかなっていると言えよう。
飲み会。彼氏とデート。
…断れない。
そんなこんなで、全く自炊をしていない。
ヤヴァイ。非常にヤヴァイ。
大抵男性に「自炊とかしてるー?」と聞かれた時、私は「してます…といっても、簡単にできるものですけれど☆」とおしとやかに答えることにしているが、これは全くの嘘っぱちである。嘘のつきすぎで地獄に落ちても文句は言えない。
その「簡単にできるもの」を作るために私は、まず冷蔵庫にある食材をクックパッドで検索し、「おいしそう!でもちょっと難しそうだな…この材料冷蔵庫にないな…」と、チャレンジしようとしてはやめを繰り返し、結局ゴロッと果実にグラノーラに豆乳をかけてしまうのだ。
減っていくゴロッと果実のグラノーラ。
朽ちていく冷蔵庫内の食材。
やーん、自己嫌悪〜〜〜!
ということで、春休みは自炊します。
言ったからね!みんなと私の約束だよ!