黒歴史メイカーとは私のことだ!
待ちに待った春休みだねー!わーいわーい!
大学生の春休み。
海外旅行。いいね。
自分探し。おー。いいねいいねえ。大学生だね。
部活に明け暮れ。それもまたいいねえ。
しかし、塾講師バイトをする身である私にとって忘れてはならないこと、それが春期講習の存在なのだ。
来年から中学生になるあのかわいこちゃんたちに、勉強の準備をしてあげなくては。
そんな可愛い小学生や中学生と話していると、ふと自分が中学生だったときのことを思い出す。
(という話を中2男子にしたら、「何十年前ですか?あっ、何年前か、ごめんなさいww」とからかわれた。うるせえな)
私の中学生時代を一言で表すなら、「ザ・黒歴史メイカー」かもしれない。
超人気ファッションブロガーを夢見て、「今日のcoordinate」「最近のcheck list」を頻繁に更新していた私。英語の綴りは、googleで調べて抜かりなかった。
イラストレイターを夢見て、必死に理科のノートに自作キャラクターを描き続けていた私。おかげで理科のテストは9点という後にも先にもないであろう自己最低記録をマーク。
「鉄ヲタの時代が来る!」という謎の予想から、新幹線の駅名を覚えたり珍しい電車を大宮駅で探したりしていた私。最後まで実はさほど興味なかったよね。
今思い返すと、「あちゃ〜…」と顔をしかめかねないことばかり、いや、それしかしていなかった。
でも、超超超恥ずかしいけど、あの時期を全部燃やしてやりてえとは思わない。
何者にもなれると思ってがむしゃらに横道へ突っ走っていたあの頃。
ちっとも前には進めなかったけれど、あの全能感に近い不思議な感覚を今全く思い出せない。
何をするにも「まあ自分にできることはこんなもんっしょ…寝よ…」と諦めてしまうのだ。この世で一番好きなものが、まさかの布団になりつつあるのだ。
布団より大好きなものがいっぱいあった中学生時代。あっぱれだ。
今絶賛中学生の君達も、中二病という病を思いっきり楽しんでくれよ、と思いつつ、春期講習でバッチリお金を稼ぎ、温泉旅行に行ってきます。へへへ。