アテネの洗礼を受けました。
ごうごうという風の音で目が覚めた。
時間は朝の5時。
4/6のサントリーニ島は、あいにくの嵐に見舞われた。
天気のせいかなんとも起きる気がせず、ベッドでぐだぐだしてしまう。
そうこうしているうちに9時になってしまい慌てて支度をし、遅めの朝食をとった。
小さな島には十分すぎるほど滞在したが、おかげで1日でも晴れた日があって良かった。
白と青しかない街には太陽がいちばん似合う。
一生忘れない景色に出会えた。
ありがとう、さようならサントリーニ…
と思っていたら、嵐で飛行機が遅延していた。
サントリーニ島の食べ物は基本的にピタギロサンド(ピタパンにチキンやパークをはさんだもの)かスブラキ(焼き鳥)しかないので、さすがにもうアテネに行きたい。
そんな気持ちが伝わったのか1時間ほどの遅延で飛行機は飛んだが、小さなプロペラ機がゆらゆら風に揺れてしまい、かなりの恐怖を味わうこととなった。
アテネの空港は中心地から遠いが、バスが15〜20分間隔で出ているため交通の便は良い。
私たちのホテルに近いシンタグマ広場へは、1時間ほどで行ける。6ユーロと価格も安いのでおすすめです。
アテネに着いたのは夕方だったので、靴屋やスイーツのお店などを冷やかし、Tzitzikas kai Mermigasというお店で夕食をとった。
なぜかウェルカムドリンクでショットが出てくる。アテネの洗礼?
お酒に弱い私は、昨日に引き続きへべれけ。
異国の地をいいことに、普段は話さない(話せない?)ようなことで大笑いしてとても楽しいディナーだった。
このお店は価格はリーズナブルだがどれも味が美味しく、地元民にも人気なようだった。
ハプニングはあれど、無事にアテネに着いてよかった。
明日はパルテノン神殿など見所たくさん。ゆっくり寝て、ばっちり観光します。
ところで、ベッドでぐだぐだしている時間は、無駄なように思えながらも至福の時間だと思う。
むしろ、無駄なように思えるという背徳感がそうさせているのかもしれないけれども。
ぐだぐだしている時、人は何を考えているのだろう。
ちなみに私はといえば、勝手に脳内彼氏を登場させてしまう。
共感してくれる人が1人でもいたら、真っ先に教えてほしい。私だけじゃない…よね?
普段は優しいのに実はいじめるのが大好き♡なんていう、今どきマンガの広告にも登場しなくなったベッタベタなギャップ萌えを備えた私の脳内彼氏。
そのような男性が現れるのが先か、それとも脳内彼氏を現実世界に投影できるようになる技術が先か。
運命も文明も、私には予測不可能。
とりあえず、オリンポス12神にでも祈ってみようか…そんなことを思いながら締めくくる1日なのであった。