グッバイ財布…
タイトルから分かる通り、
財布を盗まれました。
もうね、自分が悪い。
地下鉄なのにバッグのファスナー開けてたんだもん。
盗んでくださいと言ってるようなもん。
それでも、辛い。
なんせ有り金全部入れてたせいで、無一文のすっからかんになっちゃったんだから。
あ〜〜〜死にて〜〜〜〜〜。
とりあえず盗難届だけは出しておこうと思い(携行品損害を保険で請求したいのもある)、アテネの警察を調べると近くに"Police for tourists"なるものが。
これは行くしかないと思い入ってみると、陽気なおじさんが出迎えてくれた。
私「My wallet was stolen.」
おじさん「So Happy!!!」
高らかにハッハッハと笑うおじさん。
じょ、冗談はいい加減にしてくれ…。
おじさんは日本人が財布を盗まれすぎるため日本語を覚えてしまったらしく、アリガトー、ハイ、イイエ、コニチワーコンバンワーオハヨゴザイマースって感じでめちゃめちゃ話しかけてきた。
もう!と思いつつも、死にそうだった私の心がいつのまにか元気を取り戻した気がした。
本当に警察なのかどうかわからないファンキーなおじさんだったが、対応してくれたのが彼で本当に良かった。
最後にはお菓子もくれて、人の優しさはやはり素晴らしいと思えた。
その後は、いつまでも凹んでいるわけにもいかないのでパルテノン神殿などのメジャースポットを観光。
思ったよりもめちゃめちゃどでかいパルテノン神殿。人生で一回は来るべきだと思った。
補修作業中だが迫力は有り余るほどだ。
ギリシア人、しゅごい。
さて、パルテノン神殿が壊れている理由だが、これは単なる風化ではなくベネツィア軍による砲撃によるものらしい。
ベネツィア軍、いくらなんでも戦犯すぎる。
この事実を聞いて、一つ思ったことがある。
私の間違いめっちゃちっぽけ〜!
こんな誰がどう見たって世界遺産確定、絶対ありえん大切そうな神殿に砲撃OKサイン出しちゃった人に比べたら、財布盗まれたくらい大したことない。
歴史に名を残すレベルでの失敗じゃないなら、もうなんだっていいじゃ〜ん!
なんでもやってやれ〜!
足下ばかり見てると気になることだって、でっかいものを見上げたら大したことないんだな、そんなことに改めて気づけた1日だった。
財布は勉強料にしては高すぎるが、そういうことにしておこう。
これからの自分よ、失敗を恐れるな!
そんなことを自分に言い聞かせながらも、やっぱりもう当分海外は行きたくないのが本音である。
CBT後の1ヶ月間の休みは国内旅行にしよう、そう心に決めたのであった。
今のところは、屋久島とかいいんじゃない?と思っている。
明日は、日本へと発つ日だ。
長かったような短かったような。
最後まで楽しめますように。