じゃがいも畑でつかまえて【ばんぎゃるちゃんお仕事チャレンジ】
お金がないです。
お母さんに10万円借金をしています。
そして、先日23万円のギリシャ旅行を友達と約束してきました。
この状況で。まさかの。
ということで始まった、私ばんぎゃるちゃんのお仕事チャレンジ〜目指せ23万円〜
応援よろしくお願い致します。
お母さんへの借金は…また…いずれ……(バタリ)
さて、記念すべき第1回は、「野菜の袋詰め」!
いいですね。田舎の大学生にしかできないアルバイト。
好調な滑り出しです。
8時から16時半まで、延々とじゃがいもを量り、袋に入れ、さらに箱に詰めて出荷する、ただそれだけの作業を繰り返します。
まずは検品。
OKなじゃがいも、OKなじゃがいも、キズのあるじゃがいも!OKなじゃがいも、OKなじゃがいも、OKなじゃがいも、OKなじゃがいも、青いじゃがいも!OKなじゃがいも、OKなじゃがいも…
このように、OKじゃがかNGじゃがを見分けます。皆さんの元に届くじゃがいもに傷がないのは、実はかなりのチェックがなされているからなのです。
そして、これを規定の重さで袋詰めしていきます。
本当に繰り返しです。
途中から、世の中にじゃがいもってこんなにあるのか…という気持ちが芽生えます。
じゃがいもの宇宙です。
物言わぬじゃがいも。
そして、それを処理する私たちもまた、無言。
静寂。ころりころりと、じゃがいもの転がる音。
しかし、目と目で私たちは通じ合っていました。
(袋、なくなりました…)
(どうぞ…)
(じゃがいも補充してください…)
(はい…ゴロゴロ)
じゃがいもを介したノンバーバルコミュニケーション。
世界は今、じゃがいもで一つになるのだ。
お昼が近づくと、今自分が触っている宇宙が食物であったことを段々思い出します。
じゃがじゃがじゃがじゃが…
食べられない。こんなに近くにいるのに。
じゃがいもが…食べたい…
ここで私がふと思い出したのは、中学生の時地理の授業で見た、チョコレートを食べたことのないアフリカのカカオ農場の子供たちの映像でした。
生産に関わっている人々が商品を食べられない世界なんて、間違っている。
皆さん、フェアトレードについてもう一度よく考えてみませんか?
そんなこんなで1日働き、2万5000個ものじゃがいもを箱に入れました。
今日の成果は、7250円!
23万円まで、あと22万2750円…。
長い道のりですが、頑張って走りぬきたいと思います!
ゆけ!じゃがいもガール!